おばかさんの映画感想

 とうとう来ました! 劇場版!
 アニメ放送から追いかけて、最初は読み専でいようと心に決めていたのに始めてしまった同人活動。
 そんな自分的感想もあわせて感無量でした!

 先ず最初にお断りしておきますが、この感想はあくまでも個人のものであって、もし気に食わない描写があったとしても、悪意のあるものでは決してありません。
 00は大好きです。
 それだけは念頭において、この先をお付き合いいただける方はお願いいたします。


 そして更に注意。
 書いてるやつは頭悪いです。
 微妙な場所のネタばれはあるくせに、全体のストーリーは全然見えないという、馬鹿感想の代表作になると思う感想文です。それでもよろしければずずいっと。






 まず、総体的な感想から。
 色々なムック等でも監督自ら告白していますが、うん、いろんなアニメとかSFとかの影響がもろに出てますね。
 最初の「ソレスタルビーイング」アニメは、ナデシコだなと。
 ELSと刹那の対話のシーンは、SF映画の「コンタクト」を髣髴させました。でもあの描写が自分でも好きだったのでぞわっとした。
 他にはもうELSの存在自体が「トップを狙え!」だと思った。最初は「みんなで悪い宇宙怪獣をやっつけよう!」的で、いつ稲妻キックが出るのかとわくわくした。ハムとライルが努力と根性を見せ付けて刹那を送り出してくれたけど、あの突入シーンは稲妻キックしないとダメだろうとか、わけわかんないことを考えてました(汗)。
 それでも話の流れはやっぱりぶれず、対話。
 ガンダムとしては異色だけど、私的には面白いと思いました。
 ガンオタから見ればきっと黒歴史なんだろうなとは理解できますけどね。
 『ガンダム』というテーマから考えれば、もう少し人と人との確執が描かれて何ぼかと思います。
 まあそれを言い出したら、00ののテーマ自体がガンダムからは少しずれていると思いますので、流れ的にはこうなのかな、と。

 そんな知ったかぶりな総体感想です。

 では愛して止まないキャラ感想。




 主人公刹那。
 もうね…成長っぷりにおばちゃん涙出ます。
 16歳の刹那なら、ELSに襲われた人を確認したら、何も思わずに駆逐すると思うの。
 でも21歳刹那なら、最小限の被害にとどめ様と考えながら駆逐すると思う。
 でも今回! 24歳イノベイターはELSも含めての幸せな道を模索する!
 ああぁ……ニールが生きてたらどう思ったんだろう。
 自分を越したって、そう思っただろうな。
 全ての人や物に対して感覚が鋭くなっているって事でも、結局行動はその人の考えによって生み出されるから、本当に刹那は優しい子なんだなって思います。
 いろんな理不尽な思いや辛い思いを超えて、自分と真逆の考えの持ち主のマリナと、最後にお互いを認め合ってギュッとするシーンは伝説だと思う。
 人と人との理解っていうテーマが凄く感動した。
 あのこ神の領域にはいっちゃってるよ!
 ……と本編では思うので、同人で人間臭いところを妄想したいと思います。
 いつか。(←おい)




  次にニヒルな緑レンジャーロックオン。
 TVでは色々複雑な感情しか見せなかったのに、映画ではちゃんとマイスターになってて、更にはレッド的な刹那をきちんとフォローしてあげてて、緑なのに青レンジャー! とかちょうハートにキュンキュンです。
 で、このサイトなのに何故表記を「ロックオン」にしたかといえば、そういうことです。
 ちゃんと「ロックオン・ストラトス」になったと思ったから。
 TV二期ラストで決意してたけど、人の感情なんてそんなに簡単じゃないと思うの。
 でもちゃんと二年で消化して(もっと前なのかもしれないけど)、仲間内で設定されている「ロックオン」っていう人物になってるのって凄いと思うの。
 大人だよ……(32歳だよ)。
 刹那のELSと分り合いたいって言う希望を考えてあげて、でもそれがどれだけ難しいかも理解してて、アニューの写真見ながら考えてたシーンはハート直撃です。
 うおぉお! って滾った。
 まあ腐目線が多大にありますが(´ω`;)
 最後もやっぱり背中押してあげて、感動。
 ハロ二匹従えてたのは腐萌え以外のなにものでもないアンチクショーだと思います。
 うう……コイツを腐目線以外で語るのは難しい……。




  と言うことで切り上げて、アレルヤ。
 マリーとラブラブでよかった! この人だけだなと思ったのは、戦う意味が変わらないところ。
 刹那も総体的に考えれば変わってないんだと思うけど、自分の存在意義をマリーに全てゆだねてるところが、全然変わってない。
 それはそれで道なんだろうなって思うけど、ハブラレルヤ感が強く感じる(´ω`;)
 もちろんミッションには沿ってるし、みんなの意向も汲み取ってるけど、やっぱり行き着くところはソコなんだねと思わずにはいられなかった。
 自爆覚悟の特攻もしそうになったけど、結局二番手。
 マリーの無事が一番だと思わずにはいられない。
 ソコがアレルヤだといわれればそれまでです。
 人の業の集大成として扱われていると思いました。




  マイスターラスト、電子の妖精ティエリア。
 うん……妖精だね。
 もうそれ以外ないよね。
 予告とかで生身が出てきた時、青いパイスーに「刹那のコスプレ!」とか思いましたが、並んだら色みが違ってた。当たり前(´ω`;)。
 そして速攻自爆。
 自分を粗末に扱ってる感がアリーの。
 肉体なんて、ってティエリアは言ってましたが、体温があるかないかは人にとって重要だとおもう。
 最後に告ってたミレイナがちょっと可哀想だと……。
 あと肉体の構築時間って、イノベイドはどのくらいなんだろうとか思わずにはいられない。
 成人の体を作るのに2年しかいらないのか……とか。
 もしくは他に、リボンズみたいにスペアがあったのかなぁとか。
 その辺の設定が出るのを楽しみにしてます。
 更にはティエリアと一緒にベーダの中でイメージを保持していたリジェネはどうした。
 うふふ……まだ続く感をこの人が作ってくれている。
 ティエ様頑張れ!




  そして今回のキーマンといわれていたデカルト。
 刹那の対キャラなんですね、としか思えない。
 同じように感覚が鋭くて、ELSの悲鳴を聞き取っても、それをどうにかしてあげようとは思っているようには見えなかった。
 自分が! みたいなのが前面に出てて、結局害をなすものとしてELSをとらえて、戦死。
 普通の人はこうだよねと思うけど、キーマンとしての重要性は私には感じられなかった。
 最初に認定されてしまったイノベイターとしての悲哀は感じるけど、考える時間が無かったのかな。
 モルモットって自分でも言ってたし、周りもそう認識していたみたいだけど、人としてのなんたらをもう少し描いて欲しかったなと思う。
 補足のカードとかにちょろっと載ってたけど、映画だけでデカたん理解するのは難しい気が……。
 え、私が馬鹿なだけだって? ええ、そうだと思います(;´Д`)




  ラストに最愛のグラハム氏。
 達観しちゃったよ……うん。
 二階級特進……。
 なんとなく途中からそんな気がしたけど、特攻……。
 グラハムについては語るととんでもなく長くなるけど、頑張って手短に。
 つまりはこの人は、ガンダムに会うまでずっと歯車のひとつになってて、それに疑問を覚えて、更にそれを超えて人としての成長をして、最終的に自分がどこで何をすべきなのかをきちんとわかっちゃったんだなと。
 あそこでハム氏が特攻しなければ刹那の道は開けなかったし、あの場面を見極められるのもきっとハム氏しかいなかったと思う。
 躊躇無く道を選び取って、本当に自分の価値を表してしまった。
 ハムを愛する人としては辛いけど、コレで本当の英雄だと思う。
 物語の主人公は刹那だし、CBなんだけど、ハムがいなかったらこういう進化は出来なかったよ! と主張してみる。
 真の英雄を作り上げるための、英雄の代表だと思います。
 とにもかくにもお疲れ様でした。




  あとはごちゃっとまとめて。

 ビリー、春おめでとう。
 スメラギさんも本当の意味で人を信じられるようになってよかった。
 沙慈も自分の道を見つけられてよかった。
 ルイスは大変だけどこれからも頑張れ。
 ラッセ出番が少なすぎ!(;´Д`)
 ミレイナはこれから色々考えるんだろうな。
 フェルト、ずっと刹那を思ってあげててね。
 コラカティはずっと幸せでいて下さい!




  という感じで、一回目の鑑賞感想終了です。
 絶対次に見たときにはまた違うこと思うんだ……。


※すみませんおバカ全開。さくっと修正しましたが「ELS」が「EMS」になってました。もう跡形もないと思いますが、まだ残ってたらすみません 自分の馬鹿さ加減に泣きたくなる…。